検査項目の説明

腫瘍マーカー検査

がんの種類によっては腫瘍マーカーと呼ばれる、そのガンに特徴的な物質を産生するものがあります。

その物質のうち、血液中で測定可能なものを腫瘍マーカーと呼び臨床検査の場で使われています。

腫瘍マーカーは、進行したがんの動態を把握するのに使われたり、進行したがんに対して化学療法や放射線療法が行われている場合、その治療がどれくらい効果があるかを判断することに使われます。

腫瘍マーカーの種類


【p53抗体検査】

p53抗体検査は、これまで血液検査でできるがんの検査の中では、 自覚症状のない早期のがん(特に大腸がん、乳がん、食道がんなど)で検査結果の値が高くなる特徴を持っています。

p53抗体と、従来の腫瘍マーカーで最も汎用的に使用されている「CEA」検査を組み合わせることで、 がん罹患の可能性を含む早期ステージからがんの中・後期ステージ、 がんの転移や再発等におけるリスクチェックに有効な検査です。

腫瘍マーカーp53抗体についての詳細

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【CEA】検査の目的:CEAの量で主に消化器系の臓器の状態を調べます。

CEAは、主に消化器系の臓器が癌化すると増加するタンパクです。

CEAは、消化器系の癌、特に大腸がんや胃がん、すい臓がんなどの指標として用いられますが、このマーカーは、ある臓器に特異的に陽性になるわけではなく、その他の消化器癌(食道がん など),肺癌,乳癌、肝臓がんなどでも陽性を示すことがあります。

腫瘍マーカーCEAについての詳細

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【AFP】 検査の目的:AFPの量で主に肝臓の状態を調べます。

AFPは胎児期に産生されるタンパク質で、成人では微量しか存在しませんが、この蛋白が癌化すると増加し、血中に分泌されます。

AFPは、比較的肝臓に特異的なマーカーで、特に肝細胞癌で陽性となります。

腫瘍マーカーAFPについての詳細

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【CA19-9】 検査の目的:CA19-9の量で主に消化器系の臓器の状態を調べます。

CA19-9は,正常組織中の唾液腺、胆管、気管支腺などに存在しており、消化器癌、特に膵臓癌・胆のう癌・胆管癌において高い陽性率を示します。

そのため、癌の診断、治療経過観察及び再発のモニターとして有効と言われています。

また、胆石、慢性膵炎、慢性肝炎などの良性疾患でも陽性を示すことがあります。

腫瘍マーカーCA19-9についての詳細

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【CA125】 検査の目的:CA125の量で主に女性特有の臓器の状態を調べます。

CA125はがん調べるマーカーとして利用され、卵巣がんで最も陽性率が高くなることが知られていますが、その他に、子宮がんや卵管がんなど女性特有のがんや子宮内膜症、良性卵巣腫瘍などの良性疾患で高くなります。

CA125は、健常な人の腹膜や胸膜、漿膜にも存在することが知られており、腹膜炎や胸膜炎のような炎症性疾患の場合でも、高くなることがあります。

また、月経や妊娠などホルモンの変動により、CA125の測定値は変動することが知られています。

腫瘍マーカーCA125についての詳細

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【PSA】 検査の目的:PSAの量で前立腺の状態を調べます。

PSAは、前立腺上皮および尿道周囲腺で産生される糖タンパクで、前立腺特異抗原と言われています。

前立腺に特異的で前立腺がんになると血中に増加するため、PSAは、前立腺がんの診断や経過観察には非常に有効なマーカーと言われています。

その他、前立腺肥大症や、前立腺炎などでも値が高くなることが知られています。

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【ペプシノーゲン】 検査の目的:ペプシノーゲンの量で胃の状態を調べます。

胃粘膜の萎縮(萎縮性病変)が進むと胃癌になりやすいことが知られています。

このペプシノーゲン検査法は血液中のペプシノーゲンの量を測り、胃の粘膜の萎縮の程度を判定します。

ペプシノーゲンにはペプシノーゲン1(PG1)とペプシノーゲン2(PG2)の2種類あり、胃の萎縮状態が進むにつれて血液中のペプシノーゲン量は低下していきます。

胃の萎縮度は、PG1の測定結果とPG1/PG2の比率の組合せで判定します。

PG1の測定結果が単独で低い場合より、PG2も低くかつPG1/PG2の比も低いという場合のほうが、萎縮度が進んでいる(強度の陽性)といえます。

PG?はPG?との比率を出すために測定しますので、単独での測定結果は、さほど重要ではありません。

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【ピロリ菌】ピロリ菌の正式名称はヘリコバクターピロリと言い胃の内部に生息する細菌です。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎の患者さんの胃の内部でよく検出され、また胃がん患者さんの胃の内部からもピロリ菌が高率に検出されることから、 胃がんにも深く関係していると言われています。

ピロリ菌検査では、この細菌に対する抗体の量を測定し、ピロリ菌感染の有無を調べます。

陽性となった場合、その感染が現在胃の中に存在する細菌によるものか、過去の感染によるものかの区別がつきませんので、その鑑別が必要となります。

ピロリ菌についての詳細

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生化学検査



【血糖(Glu)】 血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度のことです。

食後に炭水化物が消化されてブドウ糖になり血液中に吸収されます。

血糖値は食後にすぐ上昇するため食事の影響のない食前、あるいは食後3時間以上経過後に検査することが望ましいです。

空腹時の血糖値が高い場合は糖尿病の可能性があるため精密検査が必要です。

また、極端に血糖値が低い場合はインスリンの過分泌状態も疑われます。 糖尿病でなくても、妊娠、ホルモン分泌異常などで高くなることがあります。

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【ヘモグロビンA1c(HbA1c)】 血糖値は、食事の影響を受けやすいですが、HbA1cは採血直前の食事などの影響を受けず、約1〜2ヶ月前の血糖値の状態を知ることができます。

そのため、糖尿病の検査には欠かせない検査項目の一つです。

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【総コレステロール(TC)】 総コレステロールは、血液中の重要な脂質です。

主な働きは細胞膜や血管壁を構成し、また副腎皮質ホルモンや性ホルモンを合成する材料になります。

しかし、この値が高くなると動脈硬化が引き起こされる可能性が高くなります。

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【中性脂肪(TG)】 中性脂肪はエネルギー源として体に備蓄されます。

肥満とは体に余分な脂肪のついた状態をいいますが、この体につく脂肪の大部分が「中性脂肪」です。

内臓に沈着すると臓器障害の原因になります。

また、血液中の中性脂肪が増加した状態が続くと、動脈硬化の危険性が高まります。

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【HDLコレステロール(HDL-C)】 血液中の余分なコレステロールを肝臓に運ぶ役割をしています。

血液中のコレステロールが増えるのを防ぎ、動脈硬化を予防すると言いわれており、「善玉コレステロール」と呼ばれています。

値が低下している場合は、過食・運動不足・肥満などに影響され動脈硬化の原因となります。

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【LDLコレステロール(LDL-C)】 LDL-コレステロールはコレステロールを細胞に届ける役割があります。食生活などの生活習慣に影響されやすいといわれています。

細胞に必要以上にコレステロールが増えてしまうと、血管を硬化させ動脈硬化を促進させ、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険性が高まります。

そのためLDLは「悪玉コレステロール」と呼ばれています。

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【AST(GOT)】 ASTは肝臓・心臓・筋肉の細胞に多く存在するため、主に肝臓や心臓の状態を把握するために測定されます。

肝炎や心筋梗塞、赤血球が壊れたとき、激しい運動後などで高くなることが知られています。

ASTが単独で高い場合は、肝機能より、心臓、筋肉、血液系に問題がある可能性があります。

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【ALT(GPT)】 ALTは主に肝臓に存在する酵素で、肝細胞が壊れると血液中に出て高い値になります。

ALTの値と比較して肝臓病・血液疾患・筋疾患などの鑑別が可能となります。

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【γ-GT(γ‐GTP)】 γ-GTは主にアルコール性肝機能障害や胆嚢結石などの胆嚢系統の病気や膵臓系統の病気で高くなります。

ASTとALTと併せて肝臓機能の状態を把握することができます。

一般的にγ-GTはアルコール習慣の指標とされ、禁酒すると2週間後に前回値の1/2程度に改善すると言われています。

また、一部の薬剤の服用によっても上昇します。

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【尿素窒素(BUN)】 尿素窒素(BUN)は,血中の尿素に含まれる窒素分を表します。

尿素はクレアチニン,尿酸などとともに,含窒素物質の終末代謝産物で、腎を介して排泄されます。尿素窒素の検査から腎臓の働きや蛋白代謝の状態を把握することができます。

値が高い場合は腎機能障害や脱水などが考えられます。

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【クレアチニン(Cre)】 クレアチニンは、筋肉の中に含まれるクレアチンという物質が分解されてできた老廃物です。

クレアチニンは腎臓へ運ばれて、腎臓の糸球体という場所でろ過されて、直接尿へ排泄されます。

このクレアチニンの排泄量は、筋肉の発育(年齢、体重)と運動量に関係するといわれています。

値が高いと腎臓機能の低下・筋肉の病気・脱水などが考えられます。

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【尿酸(UA)】 尿酸はプリン体という物質が分解してできた老廃物で、血液中の濃度が高くなると、 溶けきれなくなった尿酸が結晶化します。

尿酸の結晶が痛風の原因になります。

プリン体を多く含む食事やアルコールの飲みすぎなどに注意が必要です。

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【総蛋白(TP)】 血液中にはいろいろな種類のたんぱく質が含まれており、身体の代謝を助けています。この検査が高くなる場合には、骨髄腫や脱水症状などが考えられます。

低くなる場合は、食物から栄養が十分取れていない時、肝臓の病気、糖尿病、腎臓の病気などが考えられます。

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【アルブミン(Alb)】 血液中たんぱく質の約65%を占め、栄養分などを全身に運びます。

その量や変化の仕方によって病気との関連を調べることができます。

アルブミンが増加する病気はあまり知られていませんが、低くなる場合は、栄養不足、消化・吸収の能力の低下、消耗性疾患、肝硬変、ネフローゼなどがあります。

アルブミンが少なくなると、栄養が行きわたりにくくなり、疲れやすくなったり、だるくなりやすかったりします。

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